労災で接骨院を利用できるの?
仕事中や通勤中にケガをしてしまった場合、労災保険を使って接骨院で施術を受けることができます。労災保険とは、仕事が原因で負傷した際に、費用の補助や休業補償を受けられる制度です。労災を適用すれば、自己負担なしで接骨院を利用できます。ただし、どの接骨院でも使えるわけではなく「労災指定接骨院」であるかどうかを事前に確認することが大切です。
労災指定接骨院の確認方法
労災指定の接骨院かどうかを確認するには、いくつかの方法があります。
- 厚生労働省や労働基準監督署の公式サイトで検索する
- 接骨院の窓口やホームページで労災指定の有無を確認する
- 労災保険の担当者(会社の総務部など)に相談する
富加接骨院では、労災保険が適用可能です。ご不明な点があれば、スタッフまでお問い合わせください。
厚生労働省の公式サイト:労災と接骨院について
労災を利用する流れと必要な手続き
労災で接骨院を利用するには、一定の手続きを行う必要があります。まず、会社に報告し、労災適用の申請をしてもらいます。書類を提出した後、接骨院で施術を受けることができます。
- 会社に労災の適用を申請する
- 「様式5号(業務災害)」または「様式16号(通勤災害)」を記入する
- 書類を接骨院へ持参する
- 施術を受ける
書類の入手方法
「様式5号」や「様式16号」は、以下の方法で入手できます。
- 労働基準監督署の窓口で直接受け取る
- 厚生労働省の公式サイトからダウンロードする
- 会社の労災担当部署(総務など)に依頼する
書類に不備があると、スムーズに手続きが進まない場合があります。わからないことがあれば、会社や接骨院に相談しながら準備を進めると安心です。
労災保険の適用範囲
労災保険は、特定のケガに対して適用されます。接骨院で労災保険が適用される主な症状は以下の通りです。
- 骨折、脱臼(骨が折れた状態、関節が外れた状態)
- 打撲(強い衝撃による内出血や腫れ)
- 捻挫(足首や手首などの関節をひねった場合)
上記の症状に該当する場合、労災保険の適用が可能です。ただし、慢性的な腰痛や肩こりなどの施術は対象外となることが多いため、注意が必要です。
接骨院と整形外科は併用できるの?
労災では、整形外科と接骨院を併用することができます。例えば、整形外科で診察を受け、レントゲンを撮ったあと、接骨院で施術を続けることも可能です。ただし、併用する際には医師の指示が必要になることがあります。
また、労災の申請をする際に、どの施設でどの施術を受けたのかを明確にしておくことが大切です。後で手続きがスムーズに進むよう、施術の記録を残しておくと安心です。
接骨院で受けられる施術内容
接骨院では、以下のような施術を受けることができます。
- 手技療法(筋肉をほぐし、関節の動きを改善する)
- 物理療法(電気や超音波を使った施術)
- 温熱療法(温めることで血行を促進する)
施術内容は、ケガの状態によって異なります。接骨院のスタッフと相談しながら、自分に合った方法を選びましょう。
労災で接骨院を利用すると費用はかかるの?
労災が適用される場合、接骨院の施術費用は自己負担なしで受けられます。通常の健康保険とは異なり、窓口での支払いは不要です。ただし、労災が認定されなかった場合には、全額自己負担となる可能性があるため、注意が必要です。
労災保険利用のメリット
労災保険を利用することで、以下のメリットがあります。
- 経済的負担の軽減(自己負担なしで施術を受けられる)
- 早期回復が期待できる(適切な施術を受けることで回復が早まる)
- 生活の質の向上(痛みを軽減し、日常生活を快適に過ごせる)
治療期間と経過報告の必要性
労災を利用する場合、一定期間ごとに経過報告が求められることがあります。特に、長期間の施術が必要な場合は「労災診断書」や「経過報告書」を提出する必要があることもあります。
施術期間は、ケガの種類や回復状況によって異なります。会社の担当者や接骨院と相談しながら、必要な手続きを進めましょう。
まとめ
- 労災を利用すれば、仕事や通勤中のケガに対する施術を自己負担なしで受けることができる
- 労災を適用するには、会社を通じて必要な書類を準備し、接骨院に提出する必要がある
- 労災指定接骨院かどうかは、公式サイトや接骨院の窓口で確認できる
- 書類は労働基準監督署や厚生労働省のサイトから入手できる
- 施術内容には、手技療法や物理療法などがあり、ケガの状態に合わせて受けられる
- 労災の適用範囲や手続きに不安がある場合は、接骨院のスタッフに相談するとスムーズ
労災を使って接骨院を利用する際の手続きについて、わからないことがあればお気軽にご相談ください。富加接骨院では、労災の申請方法や必要な書類についても丁寧にサポートいたします。