交通事故後の遅発性痛み:見逃しやすい症状と対策

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交通事故直後は『大したことない』と思っていても、数時間後や翌日になって痛みが出ることがあります。特に、むちうちや打撲などの症状は、事故直後には気づかず、数日経ってから痛みを感じることが多いのです。

いつ痛みが出るのか、どんな症状に注意すべきかを知ることで、適切に対応できます。

この記事では、交通事故後に現れやすい症状と対策について詳しく解説します。

交通事故の後、どのくらいで痛みが出る?

交通事故後の痛みはいつ出るの?

交通事故による痛みは、事故直後に感じるものもあれば、数日後や場合によっては1週間以上経ってから出てくることもあります。

時間が経ってから痛みが出るのは、事故の衝撃によるダメージが徐々に広がるためです。衝撃を受けた直後は、アドレナリンが分泌されているため、興奮状態になり痛みを感じにくいことがあります。

しかし、時間が経つにつれて炎症が広がり、痛みが表面化するのです。

見落としがちな症状とは?

事故後にすぐに痛みが出ない場合でも、次の症状があるときは注意が必要です。

1. むちうちの症状(首の痛み・頭痛・めまい)

むちうちは、事故の衝撃で首がムチのようにしなることで発生します。初日は何ともなくても、翌日から首が痛くなったり、動かしづらくなったりすることが多いです。

また、むちうちの影響で頭痛やめまい、肩こり、手のしびれなどの症状が出ることもあります。「首が痛いだけだから」と放置すると、慢性的な痛みにつながることがあるので、早めに医療機関での診察を受けることをお勧めします。

一般的に、3日(72時間)ほどで不調を感じることが多いです。

2. 腰や背中の痛み

事故の衝撃は、首だけでなく腰や背中にも影響を与えます。シートベルトで上半身が固定されると、下半身とのバランスが崩れ、腰に負担がかかります。

事故後に『なんとなく腰が重い』『動くと痛い』と感じる場合、軽い捻挫や筋肉の炎症が起きている可能性があります。そのままにしておくと、痛みが悪化することもあるので、適切な施術を受けましょう。

3. 打撲による遅発性の痛みや腫れ

事故の衝撃でぶつけた場所は、すぐに腫れることもあれば、時間が経ってから腫れてくることもあります。これは、内出血や炎症がじわじわ進行するためです。

特に、膝や肘、肩などの関節部分は、動かして初めて痛みを感じることがあるため、事故直後に痛みがなくても注意しましょう。

4. 頭痛・吐き気・集中力の低下

頭を打った記憶がなくても、事故後に頭痛や吐き気、集中力の低下がある場合は注意が必要です。「なんとなく体調が悪い」と感じる程度でも、交通事故が原因である可能性があるため、しっかり診てもらいましょう。

頭痛や吐き気は深刻な頭部外傷の可能性もあるため、必ず医療機関を受診しましょう。

事故後の痛みを軽減するための対策

交通事故後の痛みを少しでも抑えるために、次のポイントを意識しましょう。

1. 事故後は安静にして様子を見る

事故の直後は、体に異常がなくても無理をせず、しばらく安静にして様子を見ることが大切です。特に、痛みがないからといって激しく動くと、症状が悪化することがあります。

2. 早めに医療機関に受診する

痛みがなくても、早めに医療機関を受診しましょう。その後、必要に応じて、接骨院に通うといいでしょう。

「少し違和感があるだけ」と思っていても、筋肉や関節にダメージが残っていることがあるため、事故後はできるだけ早めに行動することが重要です。

遅くとも2週間以内には受診しましょう。

3. 湿布や温めるケアを適切に行う

炎症がある場合は、最初のうちは冷やすことで腫れを抑えられます。逆に、ある程度日にちが経過した痛みには温めると血流が良くなり、症状が緩和しやすくなります

専門家の指導に従い、適切に行うことが重要です。

まとめ

  • 交通事故の痛みは、事故直後ではなく、翌日や数日後に出ることが多い
  • むちうち、腰の痛み、打撲、頭痛など、見落としがちな症状に注意が必要
  • 事故後は無理をせず、早めに医療機関で診察を受けることが重要
  • 医療機関で診察を受けた後、必要に応じて接骨院を利用しましょう。
  • 適切なケア(冷やす・温める)を行い、症状を悪化させないようにする

 

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